「ミュゼプラチナム」の親会社を『Cポン』運営のKOC・JAPANが買収

KOC・JAPAN株式会社は、全国の加盟店やネットショップでいつでも20%OFFで利用できる割引クーポンサービス『Cポン』を運営しています。この KOC・JAPANが、2024年4月1日にミュゼプラチナムの100%親会社であるミュゼプラチナシステムズ合同会社を買収しました。今後は、KOCグループの別法人を設立し、ミュゼプラチナムの運営を行う予定です。この買収により、ミュゼプラチナムの450万人の顧客とCポンの150万人の顧客が連携することで、大きな事業シナジーが期待されています。

この連携により、まずCポンの割引クーポンシステムとミュゼプラチナムの美容サービスが統合されることで、ユーザーにとっての利便性が大幅に向上します。また、アプリ機能の拡充も計画されており、新たなビジネスチャンスが生まれる見込みです。

さらに、ミュゼプラチナムでは新商品や新サービスの導入が予定されています。具体的には、エクソソームや韓国コスメなどの今話題の商品が追加され、これらの物販事業もCポンのシステムとミュゼプラチナムの販売力を活用して展開されます。

また、この買収によって600万人のユーザーにサービスが提供できるようになり、売上の増加と企業価値の向上が見込まれています。香港や韓国を中心としたアジア市場への進出も視野に入れており、国内外での市場上場の可能性も開かれています。

Cポンは、広告業務と一体化した割引クーポンサービスで、香港では30年以上安定した成功を収めたビジネスモデルとして日本に進出しました。ユーザーは、実質的にいつでもどこでも20%オフでサービスを利用できる無料登録サービスです。購入金額分以上のCポンが得られ、加盟店舗で現金と同じ価値で利用できます。

加盟店にとっては、サイト内に無料で店舗情報を掲載でき、広報や集客に役立ちます。SNSやホームページの更新が難しい店舗でも、簡単に見つけてもらえるようになり、固定費の広告掲載料を負担せずに集客が可能になります。

美容脱毛サロン『ミュゼプラチナム』は、2003年に誕生し、「全ての女性のキレイをお手伝いしたい」という想いを込めて、全国に185店舗を展開しています。今回のM&Aにより、600万人のユーザーに対してプロモーションを行うことで、大きなビジネスチャンスが創出されます。継続したTVCMやウェブ施策を通じたプロモーション、各種スポンサードを実施し、さらなる知名度の向上を図ります。また、日本国内だけでなく、香港、マレーシア、韓国などのアジアを中心とした世界展開も実現する予定です。

今回の買収は、KOC・JAPANが持つ割引クーポンサービスの強みとミュゼプラチナムの美容サービスを融合させることで、新たな市場価値を創出し、事業の大幅な拡大を目指す動きです。この連携が成功すれば、両社にとって大きな成長の機会となるでしょう。