医療レーザー脱毛でもクーリングオフができるようになります

医療レーザー脱毛でもクーリングオフができるようになります
 今まで、医療レーザー脱毛はクーリングオフ適用外でした。しかし今現在、クリニックで脱毛をする人が増えてきてこともあり医療脱毛に関するトラブル相談も増加しています。
 法改正により平成29年12月1日からクリニックで行っている医療レーザー脱毛もクーリングオフが適用させるようになりました。そこで、クーリングオフについて詳しく紹介していきたいと思います。


医療レーザー脱毛でもクーリングオフが適用に

 脱毛サロンやエステサロンではクーリングオフを適用することが出来るのですが、医療レーザー脱毛を行っている医療機関ではクーリングオフを適用することが出来ませんでした。しかし、2011年には脱毛を含め美容医療に関するトラブルの相談は1500件程度だったのですが、2014年になると2000件以上まで増え、2015年、2016年も2000件を超える相談が寄せられています。
 美容医療を受ける人が多くなっている現在、トラブル件数を減少できるよう2017年12月1日からエステサロンだけでなく、医療脱毛などの美容医療でもクーリングオフを適用できるようになります。

クーリングオフって何?

 そもそもクーリングオフとは何なのでしょか?ここではクーリングオフについて説明していきます。
 クーリングオフとは一度契約を交わしたものの、考えた結果やっぱり契約したい。といった際に契約の解約をすることが出来る制度のことです。すでに支払ってしまった料金に関しては全額返金を求めることが可能です。
 一回契約をしたけどよく考えた結果解約したい。料金面の都合で解約したい。親に反対されて解約しろと言われた。など契約はしてしまったけど解約したいということも少なくないでしょう。中にはカウンセリングに行った際に、わからずに書類にサインをしたらそれが契約書だったなんてこともあるようです。
 そんな時に解約をすることが出来るのが、クーリングオフです。しかし、クーリングオフには条件があります。

美容医療のクーリングオフを詳しく説明

 一度交わした契約も解約することが出来る安心の制度のクーリングオフですが、クーリングオフを適用するには条件があります。
 今回、法改正により適用となった美容医療のクーリングオフは下記5種類が対象となっています。

★美容医療のクーリングオフ対象
  • 脱毛
  • にきび・しみ・ほくろなどの除去
  • 肌のしわやたるみなどに関する施術
  • 脂肪の溶解
  • 歯のホワイトニング(セラミッククラウンは対象外)

クーリングオフの条件

 クーリングオフには条件があるといいました。ここではクーリングオフの条件を説明します。クーリングオフの条件は下記の通りです。

★医療脱毛など美容医療にクーリングオフ適用条件
  • 契約期間が1ヶ月を超える
  • 契約した金額が5万円を超える
  • 契約してから8日まで

 契約期間が1ヶ月を超えて契約した支払い額が5万円を越える場合はクーリングオフの適用対象となります。しかし1ヶ月を超えない場合や5万円に満たない場合はクーリングオフは不可能です。
 よくあるのがキャンペーンです。例えば、医療脱毛だと全身脱毛1回1万円でお試し可能などといったキャンペーンがあります。この場合は契約も1ヶ月を超えていませんし料金も5万円に満たないので、解約したくてもクーリングオフの適用は出来ません。また、この5万円以上というのは消費税を含めて5万円以上となります。

 ただし、クーリングオフの注意点は8日までに意思表示をする必要があります。クーリングオフをしたいという旨を契約した日から数えて8日までに伝えればクーリングオフの適用対象となります。9日になってしまうとクーリングオフが適用されませんので注意して下さい。

 なお、8日までに伝えれば、クーリングオフの通知書が業者に届くのは8日を過ぎても大丈夫です。

クーリングオフの方法

 では、クーリングオフはどうやって行えばいいのでしょうか?クーリングオフのやり方について説明します。

 クーリングオフを適用する場合は、まず口頭でクーリングオフをしたいということを契約したクリニックに契約後8日までに伝えましょう。その後、証拠を残すために郵送でもクーリングオフをする旨を伝えます。

郵送の際の注意点

 郵送の際はハガキなどの書面にクーリングオフしたい旨を記載します。そして控えとして記載した書面のコピーを取り、簡易書留などの記録が残る形で郵送しましょう。
 支払い方法をクレジットカード払いで契約した場合は、クレジット会社にも連絡する必要があります。この場合は電話と記録が残る簡易書留などでクーリングオフの旨えを伝えます。
 ハガキなどに記載した書面のコピーと郵送した際に受け取った郵便局の受領証は5年間保管するようにしましょう。

ハガキには何を記載したらいいの?

 クーリングオフを伝えるための用紙には規定がありませんのでハガキでなくても、大丈夫です。もちろんハガキでも大丈夫です。この際に記載する内容は下記の通りです。

★記載する内容
  • 契約日
  • クリニック名
  • 店舗
  • 担当書の名前
  • 契約したコース名
  • 支払った料金
  • クレジット会社名(カード払いの場合)
  • クーリングオフをしたいという旨の文章
  • クーリングオフをする日(通知書を発信した日にち)
  • 自分の住所
  • 自分の名前
  • 連絡先
  • 返金先の銀行口座

 これらのことを記載して捺印をして郵送しましょう。

クーリングオフ以外に改められた法改正

 また、クーリングオフ以外にも今回の法改正で改められた内容があります。それらについて紹介していきます。

途中解約に応じ残りの回数分の料金は返金すること

 途中解約とは、契約して何度か通ったけど都合により途中で解約することです。脱毛は1回で完了するものではありません。医療脱毛の場合5~10回は通う必要があるでしょう。多くのクリニックでは5回コース・8回コース・10回コースなど決められた回数がセットになっているコースが多いです。
 セットコースの契約をして数回通ったものの、引っ越しや転勤など急な都合により途中で通えなくなってしまうこともあるでしょう。そこで途中解約をした場合、返金してくれるのでしょうか?今現在では、途中解約の際は残りの料金を返金してくれるクリニックもありますが、全部のクリニックが返金してくれるという訳ではありません。場合によって途中解約には違約金が発生してしまうケースもあるのです。
 しかし、今回行われる法改正により、途中解約をした際は残りの回数分の料金を返金することが義務付けられました。これにより、料金に関するトラブルも少なくなるでしょう。

嘘やおおげさな広告・強引な勧誘禁止

 よくあるトラブルが、広告やホームぺージに記載されていた内容と実際の内容が違うとうことです。ホームページには痛みがないと記載されているものの実際は痛みがあった。広告に記載されたいた料金よりも高額だった。といった相談が増えているとのことです。
 また、強引に他のコースを進めてくる勧誘や、自社の商品を無理やりしつこく売り付けてくる営業といったトラブル相談も多いのが現状です。
 そこで、今回の法改正により嘘やおおげさな広告・強引な勧誘行為が禁止になりました。違法した場合は行政処分の対象となります。

契約時に内容や料金を明確にした書面を渡す

 契約者とクリニック側の内容不一致がないよう、契約した内容や契約料金に関することを明記した書面を渡すことが義務付けられました。これにより、お互いの契約不一致がなくなるのでトラブル減少の解決策となるでしょう。

美容医療に関する法令改正のまとめ

 今回行われた医療脱毛などの美容医療に関する法改正は平成29年12月1日からの適用となります。最後に美容医療に関する法改正をまとめました。

★クーリングオフに関する法令改正
期間 契約してから8日までに伝えること
契約料金 契約料金が5万円を超えること
契約期間 契約期間が1ヶ月を超えること
対象 脱毛・にきび、しみ、ほくろなどの除去・脂肪の溶解・歯のホワイトニング


★それ以外の美容医療に関する法令改正
途中解約の返金義務 途中解約に応じ、残りの回数分は返金すること
嘘の広告や強引な勧誘禁止 嘘やおおげさな広告や無理やり勧誘や営業をすること禁止
契約内容の書面を渡す 契約内容や料金など契約に関することを明記した書面を渡すこと
違反した場合 違法した場合は行政処分の対象

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